今回は、WordPressを操作していくうえで必要な、管理画面の使い方と初期設定をしていきましょう。
WordPressをインストールしたら、まず一番最初にやっておきたいのが、ユーザー情報を含む初期設定とパーマリンクの設定です。
そこまでむずかしい作業ではないので、手順通りに一緒に進めていきましょう!
前回までの工程は、こちらをどうぞ。

WordPress管理画面の基本操作
WordPressの管理画面にログインしてみましょう。
「ダッシュボード」が表示されますね。
WordPressの管理画面は、左エリアの「ナビゲーションメニュー」、ページ上部の「管理バー」、画面中央の「ワークエリア」で構成されています。

ナビゲーションメニュー
ここから各機能のページにアクセスできます。ナビゲーションメニューにあるリンクをクリックすると、ワークエリア画面が、各メニューに切り替わり操作ができます。
管理バー
管理バーには基本の「ブログ名」や「管理者名」などにくわえ、表示しているページの内容に合わせて、管理バーのリンクも変更されます。
ワークエリア
管理画面で、記事を書いたり画像を選定したりなどいろいろと作業を行うメインエリアです。今アクセスしているメニューの内容が表示されます。
「管理バー」の左上にあるブログ名のタブから、管理画面とWebサイト上(サイトを表示)を移動することができます。操作していくうちに頻繁に使う機会が出てくるので、ぜひ覚えておいてくださいね。

サイトの基本情報を設定しよう
まずはじめに、WordPressにWebサイトの基本設定をしましょう。
①「ダッシュボード」→ナビゲーションメニューの「設定」をクリックすると、「一般設定」画面が表示されます。以下の①〜③を設定しましょう。最後に画面下にある「変更を保存」をクリックします。

①サイトのタイトル
はじめはインストール時に入力したサイトタイトルが表示されていると思います。サイト名はSEOにも関わる大事な項目なので、よく考えて適切なサイトタイトルを決定しましょう。 個人事業なら、会社の名前やお店、サービスの名前などをつけるのが一般的かと思います。ここでは、仮名として「cafe de coco」としています。
②キャッチフレーズ
インストール時には、「Just another WordPress site」と表示されていますね。 どんなサイトなのか、またどういった事業内容なのか、どんなお店、サービスなのかが端的に分かるようなキャッチコピーを考えましょう。 ここでは、仮のキャッチフレーズとして「こだわりのコーヒーとスイーツが楽しめるカフェ」としています。
③メンバーシップ
登録フォームからユーザー登録できるようにするかどうかを設定します。 この機能を活用すれば、ちょっとしたコミュニティサイトを作ることもできます。ここでは、チェックを外した状態で進めていきますね。
SSLを導入しよう
WordPressをインストールした際、エックスサーバーで「SSL化の設定」で、URLを「http://〜」から「https://〜」に変更しましたが、WordPress上でもSSLを導入していきましょう。
①さきほどの「一般設定」画面を開きます。「WordPressアドレス」と「サイトアドレス」が「http://〜」となっていますが、httpの後に半角小文字で「s」をつけ、どちらも「https://〜」に変更しましょう。

変更後、以下のようになっていればOKです。

最後に「変更を保存」をクリックして完了です。
リダイレクト設定しよう
リダイレクト設定とは、WEBページ(http://〜)に訪れたユーザを、新しいURL(https://〜)に自動的に誘導・転送させるためのしくみです。
コードが301であることから、「301リダイレクト」と呼ばれることもあります。

リダイレクトしないとそれまでの検索評価はが失われるうえ、検索順位も落ちてしまいます。URLを「http://〜」から「https://〜」に変更したら、Webサイトを作り込んでしまう前に、サクッとやっておきましょう。
①まずは、ご自身が契約しているエックスサーバーから「サーバーパネル」をクリックし、サーバーIDとパスワードを入力したら、「ログイン」をクリック。

②「ホームページ」という項目の「.htaccess編集」をクリック。
③リダイレクト設定したいドメイン名を選び「選択する」ボタンをクリック。

④「.htaccess編集」をクリック

⑤このようにコードがたくさん書かれた画面が表示されましたね。 まずは、このコードがおかしくなってもすぐに復元できるように、すべてコピペしてメモ帳やテキストエディタなどにバックアップを残しましょう!

⑥コードの先頭部分を2〜3行あけたら、下記のコードを先頭部分にコピペして貼り付けます。
RewriteEngine on RewriteCond %{HTTPS} !=on [NC] RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
こんな感じです。
万が一もともとあったコードの一部が欠けてしまった時などは、先ほどバックアップしたものを再び貼り付けて、やり直してみてください。
⑥確認して問題がなければ、「実行する」ボタンをクリックして完了です。

では実際に、ブラウザ上でちゃんと転送されたかどうか確認してみましょう!Googleなどのブラウザにまずは直接「http://〜」と入力してみましょう。

こんなふうに、「https://〜」で自分のWebサイトが表示されたらOKですよ。

パーマリンク設定しよう
続いて「パーマリンク設定」を行いましょう。
パーマリンク設定では、記事ページのURLをどのような形で表示するか設定できます。
パーマリンクとは
パーマリンクとは、記事ページごとに設定したURLのこと。 上の図で例えると、URL後半の「profile」と言う部分がパーマリンクにあたります。
このURLをブラウザに入力すると、このサイトの私のプロフィールページへ飛ぶ仕組みです。 パーマリンクにはそれぞれ種類があり、自分で決めることができます。
たとえば
- http://www.example.com/?p=投稿ID ←何も設定しなければデフォルトのまま
- http://www.example.com/年/月/日/記事タイトル/
- http://www.example.com/年/月/記事タイトル/
- http://www.example.com/記事タイトル/
- http://www.example.com/カテゴリー名/記事タイトル/
などがありますが、SEOやWebサイトの運用のしやすさを考えると、自分で構造を決められる「カスタム構造」というパーマリンク設定がおすすめです。
すでに何十記事も書いてしまっている状態でWebサイトのパーマリンクを途中で変更すると、SEO的にもよくありません。
それまで書いた記事にたくさんの人が「いいね」してくれていても、途中でパーマリンクを変更すると、すべての評価がリセットされてしまいます。インストール後は適切なパーマリンクをすぐに設定しましょう。
パーマリンクを設定する理由、設定方法や適切なつけ方は、こちらで詳しく解説してくださっているので、参考にしてみてくださいね。
メインナビゲーションメニューの「設定」→「パーマリンク設定」を選択します。

本サイトでは「カスタム構造」のルールでパーマリンクを設定していきますので、「カスタム構造」にチェックを入れ、白い空白欄に「/%postname%」と入力し変更を更新しましょう。
/%postname%
お疲れ様でした!
次回はいよいよ、WordPressのデザインの部分にあたる「WordPressテーマ」をインストールしていきます。
