イマイチ文章がダサい…。 単調で読みにくいと考えているなら、「語尾」の上手な使い方をマスターしましょう。
「語尾」を自由自在に操られるようになれば、グッと文章がカッコよくなりますよ。
今回は、リズム良くこなれた文章にするための「語尾」の使い方とポイントを解説していきます。
こんな方におすすめの記事です
- 文章がダサくなってしまう
- 文章にまとまりがない
- Webライティングの書き方を知りたい
【初級編】語尾の種類と例文

まずは、Webライティングでよく使われる、基本的な「語尾」を紹介します。
ブログを書くときやライティング案件を受けるときも、ひんぱんに使用するので、ぜひ覚えておきましょう。
今回は、以下の例文を応用しながら、語尾の使い方をマスターしていきましょう。
私の趣味は海外旅行です。 特に女子旅に人気があるのがバンコクです。 今や海外旅行の定番中の定番です。
体言止め
「体言止め」は文末を「名詞」で締めくくる、ライティングにおいて定番の「語尾」。
注意点は、多用せずにポイント的につかうのがコツです。
例文: 私の趣味は海外旅行です。 特に女子旅に人気があるのは「バンコク」。 今や海外旅行の定番中の定番です。
〜ではないでしょうか
疑問に思ったことや、読者に共感をしてもらいたときに使うと効果的です。 読者へ問いかけるように表現すると、文章が単調にならずに済みます。
例文: 私の趣味は海外旅行です。 特に女子旅に人気があるのは、なんといっても「バンコク」ではないでしょうか。 今や海外旅行の定番中の定番です。
〜なのです!
その文章をより強調したいとき、断定したいときによく使われます。
例文: 私の趣味は海外旅行です。 特に女子旅に人気があるのは「バンコク」。 今や海外旅行の定番中の定番なのです!
〜らしい、〜と言われています
その情報が曖昧で、正しいかどうかわからないときや、人づてに聞いた話などを書くときに使います。
例文: 私の趣味は海外旅行です。 特に女子旅に人気があるのは「バンコク」らしいです。 今や海外旅行の定番中の定番と言われています。
〜でしょう
自分の考えを文章にちょこっと添えたいときなどに、さりげなく使うと効果的です。
例文: 私の趣味は海外旅行です。 特に女子旅に人気があるのは「バンコク」です。 今や海外旅行の定番中の定番でしょう。
〜ません
否定するときも使いますが、文章を強く肯定するときにも使われます。 文章を強く肯定するときは、ちょっと回りくどい言い方になるので注意が必要です。
例文(否定するとき): 私の趣味は海外旅行です。 特に女子旅に人気があるのは「バンコク」と言われていますが まだまだ海外旅行の定番ではありません。
例文(強調して肯定したいとき): 私の趣味は海外旅行です。 特に女子旅に人気があるのは「バンコク」です。 今や、海外旅行の定番中の定番であることに違いありません。
〜ね
読者に共感を得たいときや、親しみのある書き方をしたいときに重宝します。 「です・ます」の間で、ちょっと変化をつけたいときにも効果的です。
ただし、読者も「そうだよね〜」と思うような文章をそもそも書けていないと、共感は得られないので注意が必要です。
例文: 私の趣味は海外旅行です。 特に女子旅に人気があるのは「バンコク」ですよね。 今や海外旅行の定番中の定番といえます。
〜はず
未来の話をするときによく使います。 文章の最後にこのひと言を入れると、文章全体がまとまりますよ。
例文: 私の趣味は海外旅行です。 特に女子旅に人気があるのは「バンコク」です。 これからの、海外旅行の定番中の定番になるはず。
〜ください
読者に何かアクションを起こして欲しいとき「〜ください」は積極的に使いましょう。
コンテンツの1番最後、「まとめ」のCTA(コール・トゥ・アクション)パートでは、必ず使うようにしましょう。
例文: 私の趣味は海外旅行です。 特に女子旅に人気があるのは「バンコク」です。 今や、海外旅行の定番中の定番です。 ぜひみなさんも一度、訪れてみてください。
【プロ級編】+αでさらにプロっぽい語尾に

ライティングのプロ級になると、さらにこんな「語尾」で、文章を楽しませてくれます。
会話風
「」で会話風にすることで、グッとこなれ感のある文章に仕上がります。
例文: 私の趣味は海外旅行です。 特に女子旅に人気があるのは「バンコク」です。 旅行雑誌の編集長も言っていました。 「今後バンコクは海外旅行の定番中の定番になります」と。
形容詞で止める
体言止めとも似ていますが、形容詞で止めるというのも文章にリズムが出ておすすめ。 ちょっと小説を読んでいるような気分になれますよ。
例文: 私の趣味は海外旅行です。 特に女子旅に人気があるのは「バンコク」です。 なんと言っても、バンコクは食べ物がめちゃ美味しい。 今や、海外旅行の定番中の定番ですね。
倒置法
いわゆる言葉を置き換える方法です。 文末などに持ってくると、続きが読みたくなるような、こなれた感じの文章に仕上がります。
例文: 私の趣味は海外旅行です。 特に女子旅に人気があるのは「バンコク」。 今や、海外旅行の定番中の定番ではないでしょうか。 みんなも一度訪れてみてみよう、バンコクに。
語尾の注意点

語尾を変化させるうえで、注意した方が良いポイントを紹介します。
同じ語尾を3回連続して使わない
同じ語尾が3回連続して続くと、たちまちダサい文章になります。 同じ語尾が続いたら他の語尾に変えるように、文章を調節してみてください。
NG例: 私の趣味は海外旅行です。 特に女子旅に人気があるのがバンコクです。 今や海外旅行の定番中の定番です。
OK例: 私の趣味は海外旅行です。 特に「バンコク」は女子旅に人気。 今や海外旅行の定番中の定番になりつつありますよ。
読者層に合わせて語尾も変えてみる
扱うブログやコンテンツジャンルによって、読者の年齢や性別もさまざまです。
たとえば、女子高生がターゲットユーザーのブログやコンテンツで「ですます調」や、おかたい語尾はミスマッチですよね。 「〜ですよね」など、読者の共感を得られるような語尾の方が適しています。
いっぽう男子が読みそうなオタク系のブログやコンテンツなら「体言止め」や「〜だ」という語尾の方が、より説得力が増して◎。
読者層に合わせて、語尾も変化させましょう。
文章力を鍛えるために私が愛読した2冊はこちらです。
(2023/05/28 20:31:38時点 楽天市場調べ-詳細)
まとめ
内容をおさらいします。
基本的な語尾力を身につけて文章に変化をつけよう
プロ級の語尾も使うとこなれた文章に仕上がる
同じ語尾の3連続使用はNG 読者層に合わせて語尾のテイストも変えよう
「語尾」に変化をつけることで、一気にこなれた文章に仕上がります。
Webライティングで大切なことは「読者を飽きさせずに最後まで記事を読んでもらうこと」。
いろいろな語尾を組み合わせて、魅力的な文章を作ってみてくださいね。

